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Harrisコーナー検出

1次微分から分散共分散を求め固有値の最小値λminを計算するコーナー検出法では、固有値を計算するときのルート計算が計算コストが高い。この問題を解消するために見出されたのがHarrisオペレータである。

Harrisオペレータの計算は行列Mのdet(行列式)とtr(対角成分の和)からf=det(M)/tr(M)^2を計算するだけでよく、fが極大となる点を特徴点として高速に検出することができる。

OpenCVAPIであるcv::cornerHarrisは、Harrisオペレータの計算結果が閾値より大きい点を特徴点として検出する。

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